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プナカ、ゾンゾンゾン(事件その6〜7) [セルフィッシュ・ジャーニー]

ティンプーより1000mほど標高が低いプナカは、二毛作の稲がぞっくりと生育している田んぼに囲まれて、この時期ややむっとする蒸し暑さを感じる。
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2つの異なる自然環境のティンプーとプナカとを行き来する生活習慣が昔からあったようで、ティンプーが恒久首都となっても、冬季温暖なプナカとの2ヶ所に生活基盤をおいている人は、今でも少なくないという。

プナカでは国内最大のゾンを観る。
クニちゃんと次男の鼻息は、隣室まで聞こえ来るのである。

ゾン。
Dzong。
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(パロのゾン)

これをなんと定義すべきか。
一つの県に一つずつある寺院と地方行政の中核の建物、つまり県庁のようなものなのだが、古くはチベット軍の攻撃に供える要塞でもあり、聖人が瞑想した場でもあり、歴史と権力を思いっきり集約した、その地方で一番力こぶを入れて技術のすべてを注ぎ込んだゴージャス建造物、というようなざっくりとした解釈でいいと思う。
(次男に一蹴されそうな稚拙解説である)

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(プナカのゾン)

建築を勉強する者にとって、ブータンの建築技術の粋を集めたゾンはまさに究極のディスティネーション。

プナカのゾンは男川と女川(本当の名前はなんなんだ・・・)の合流する三角の岸にそびえ立つ堂々とした建物である。
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屋根付きの美しい橋(ザム)を渡って要塞の中に入場すると、2つの中庭を挟んで、複雑な彫刻とペイントに彩られた他に類を見ないキュンレイ(講堂)や高楼が立ち並ぶ。
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プナカ・ゾンのザムはドイツのNGOの援助で復元。

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複雑過ぎ、巨大過ぎて、美しいのかどうかという判断基準すら摩耗してくる。


こちらは全てのゾンの中で最も美しいと謂われるカーヴィングを施されたパロのゾン。
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色調も彫刻の技術も規模もそれぞれに違うが、ここに政治と宗教という最も巨大な権力を集中させて国を司ろうとするベクトルは同じ、まさにヨーロッパの豪華絢爛なカセドラルに相対した時のような気持ちになる。
無機質なマテリアルで構成されてはいるが、建築とは人の手によるものだけに、人間の感情を包容し蓄積し、後世その前に立つ者に、内包した情熱を雄弁に語りかけてくるものだと思う。



次男とクニちゃん(以下次クニと略)はゾンに夢中、こちらは、あなたのホリデーのためなら何でもしますTashiの言うように、飲むことと食べることにも専念したい。
(このTashiの枕詞が、本心でないような気がしてきたのはこの頃だったろうか?)

ゾン観光から帰ってディナーまでの一休み。
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部屋にワインを頼む。
これもホリデーの楽しみでしょう。

事件その6:白ワイン1杯飲みたいなってノリだったのに、クーラーに入ってボトルまるまる1本が届く。
滞在中の飲食全てがincludeのオールインクルーシヴシステム。
返って恐ろしや。

一人部屋だっちゅうのに。
もうすぐご飯食べにいくっちゅうのに。
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いくら私が酒飲みでも。



ささ、お待たせしました。
ブータン料理である。

次クニと私は、結果的にブータン料理に超ハマったのである。

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もともとは家庭料理、観光客に出す料理ではないブータン料理は、あらかじめ事前にオーダーしておかないと用意が無い。
どうみても欧米観光客にはハードルが高そうな、レッドスチームライスに、チリ満載の辛い煮込み総菜をかけて食べるスタイル。

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私たちはシェフが聞いてくれさえすればディナーにブータンキュイジーヌをオーダーし、どのAmankoraでも必ず一晩はそれにした。
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ついには民家へ上がり込み、家庭の主婦が作るブータン料理を振る舞われる幸運に遭遇。(Amankora、用意周到なんである)
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酒類販売の一般的でないブータンの、家庭蒸留酒アラを飲む機会にも恵まれる(万歳)。
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事件その7:あぐらをかいて円座に加わったTashiの黄色いパンツが丸見えだった。ゴの下って、夏は何も履かないのね、ホントに。
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後日談になるが、ブータン料理で一番代表的なエマダツィ(チリとチーズの煮込み)はここの奥様の作るのを見学、クニちゃんが空港の本屋で隠し撮りしたレシピを送ってくれたため、帰国後すぐの軽井沢で早速料理に及んでみた。
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なんか、違う・・

ってか、明らかに違う・・

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(これ奥様の鍋&正しいエマダツィ)

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(私の鍋&私的エマダツィ)

クニちゃんが欲しがったキッチュな打ち出しのキッチンツールもとりあえずアップする。
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私が欲しかったのは、市場でみたヤク(Yak)のソーセージとチーズ。
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ロイヤルブータンエアライン搭乗前に取り上げられるのは必須なので買えなかった。

ちなみに垂涎のヤクのカルパッチョ。
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フツーに出てきたヤクバーガー。
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固ーい・・・

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I love Bhutanese cuisine.

嗚呼。






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