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ガットフォセへ・・・パチュリの香りに封をして・・ [ハーバル]

 ▼サムイ島 The Library


東シナ海に浮かぶ島で、ルネ・モーリス・ガットフォセの「アロマテラピー」を紐解いた。
時はタイの雨季。雨が真っ赤なプールに落ちる音を聞きながら、一日ひたすらページをめくる。

「1937年、アロマテラピーの歴史が幕を開ける」
帯の言葉はセンセーショナルな胸騒ぎを掻き立ててやまない。

―しかしながら、心に残り、最も大切で、さらに最も驚かされるのは、自然界には全てのものに香りがあるにも関わらず、今日に至るまでそれがなぜなのかを誰も探索しなかったことである―
ガットフォセのこの視点は、4人の医師たちと行った、精油(エッセンシャルオイル)を用いての気の遠くなるような数の臨床例を経て、効果の一定の結論に繋がっていく。

でも私が最も感動したのは、彼の次の言葉だった。
―私たちは最初のステップの完成度についての幻想は無い。誤りや見落としもあるだろう。しかし、それは自然の成り行きである。今日の真実は、明日の胚なのである―
偉大なる業績を修めた後にその成果に対しての限界を悟り、課題の多くは時が解決するであろうという彼の希望の先にあった現代のアロマテラピーの一端に、今自分が立っているということに気づいたからだ。

その島での休日から数ヶ月。
私よりもずっと深いアロマテラピーの理解者であった(偶然にも)ウェブデザイナーの協力を得て、お互い思い入れが強すぎてなかなか進まなかったオフィキナリスのHP(http://www.n-officinalis.com/)は、幾重の試行錯誤を重ねてようやくアップの日を迎えた。
今の気持ちを香りでたとえるなら、華やかで豪華なジャスミンやローズではない。
古い図書館の書庫の中のような静かなパチュリ(Patchouli:Pogostamon patchouli)。時間の埃。
1937年から降り積もった時間の中に、ようやく今入り込んだような気がする。


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