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プナカ、子宝寺(事件その8〜9) [セルフィッシュ・ジャーニー]

CertainlyはAmankoraスタッフ共通のお返事であるらしい。
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ゴとキラに身を包んだどのスタッフに何を頼んでもCertainlyが返ってくる。
一歩下がって確約する、なかなかいい英語だなあと思う。
(Tashiも長々言い訳止めて、一言これを言えば株が上がるのになあ・・・)
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この時期のブータンの昼過ぎに降り出す雨は、夜中に激しくなり朝まで残る。
なかなか外での朝食が叶わない。
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雨でもどうしても外で食事したいといえば、Certainly!と傘を差し掛けてまで用意はしてくれるのだが。

世界的パンケーキ&サニーサイドアップコレクター(自称)としては、国木であるサイプレスの林に浄化されながら食事したいけど。

フツーのサニーサイドアップ。
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フツーでないパンケーキ。
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焦げ具合とブラックベリーソースの黒光り度がハンパない。
これがブータンのパンケーキ解釈ということで承知しました。


さてその朝食のテーブルは、プナカから最後のディスティネーション、パロ(Paro)へ向かう途中に寄ることになる子宝祈願寺チミ・ラカン(Chimi Lhakhang)で大盛り上がりである。
性のタブーを超越したブータンの男性器信仰発祥の寺といわれ、参詣すると男性器形の棒で頭をペチペチされるみたいです、と本日のクニちゃん小ネタ情報。
オノマトペ的にぐっとくる。


その寺は長閑な田園風景の中の小高い丘を登り切ったところにある。
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行けば民衆に炊き出しもやっているきちんとした寺で、決して奇習というワケではない。
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古今東西、体外受精など思いもつかない時代や地域で、不妊に悩む女性に寄り添ってきたのは常に信仰であったろう。
各地に散らばる子宝祈願の寺はどの国でも枚挙に遑がない。

事件その8:Tashiは早口英語でチミラカンのご利益説明をし、その儀に及ばんとする次クニには「いい子ども達に恵まれるように祈願せよ」と言い、私の前に来てちょっと言いよどみ、「ま、あんたはフツーにGood Luckを願いなさい」みたいにまとめる。
年齢制限あるんだな、やっぱり。
(例によって寺院堂内は撮影禁止なので、衝撃映像無し)

周囲の村もそれ一色。
これだけあるともはや具象デザインにしか感じられない。
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チミ・ラカンとは犬がいない寺という意味。
ラカンが「寺」だとすると、チミだけで「犬が居ない」だろう。

どう考えても語数が足りなくないですか。
ダショー大西、俄然ブータン語に興味が湧いてきたらしい。


帰国してブータンに行ってきたというと、ほぼ100%「世界で一番幸福な国なんでしょ」と返される。
その度にどう返答していいか迷うが、この国の至る所にいる犬達を見ていると、確かにそうなんだろうと思う。
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この四肢を投げ出してその辺に転がっているのがブータン・スタイル。

どの犬も無駄に吠えたり歯を剥き出したりせず、我々と目が合えばおずおずと寄ってきて、「あのー、頭撫でてもらってもいいですか」みたいな謙虚な愛情のせがみ方をする。
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犬が人間の傍でこんなにもおっとりと生きていられるのは、そこにいる人びとがみんな愛情深く、殺生や攻撃を好まないということなんだろう。

プナカのAmankoraの吊り橋のたもとに待機している白足袋犬。
ゲストが橋を渡ると狂喜乱舞、ロッジまでのバギーを必死で追ってくる。
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ドブ好き。
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ブータン人が幸せかどうか、それを測る尺度を私は知らない。

少なくとも、他を羨まない幸せ。
他と自分を比べない幸せ。

中国とインドという強権国に挟まれながらも、観光客を制限して独自の文化を守り育てている国では、それを感じる。


チミ・ラカンでご利益を頂き、これはもう天上にも昇る思いで、再び2500mの高地パロを目指し、来る時と同じロングワインディングロードを辿る。
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早く途中のティンプーで、素敵なランチ食べましょう的なノリの中・・・

事件その9:人里離れた山道で、車のクラッチがブレイクダウン、全く動かなくなる。
例の峠手前で泥道の上り坂だが、車を捨ててとにかく峠目指して歩けとTashiに言われる。
近くの村から救援車頼んで(ジャ、JAFってブータンには無いの?)Tashi 自身は故障車とドライバーと現場に残ると言う。

それなら我々も一緒にそこに留まっていても良いのでは?と疑問抱えつつ、三人で人気の無い山道を登り出す。
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雨は降ってくる、たまに通り過ぎるトラックからは「お前ら、何やってんだ」的な罵声は飛ぶ、これじゃ遭難するわと思った頃、遂に次男が「やっぱりムリだ。(Tashiのところに)戻ろう」と決断し、私とクニちゃんは即座に声を揃えた。
「Certainly!!!!」(言ってないけど)

ランチ時間はとうに過ぎ、お腹もぺこぺこ。
道ばたの露店でキュウリの浅漬けやトウモロコシを買って食べる。
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これ、マジ、Amankoraが極秘で用意したサバイバルアトラクションかと一瞬思ったけど。
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トウモロコシは今まで食べたことが無い無類の固さと味の無さ。
露店で飼われている犬もそれは分かっているらしかった。
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Tashi はなぜ、私たちを先に歩かせたのか。

Tashi、あんたの幸福度ってなに?
チミ・ラカンのご利益はどこへ?
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